趣味: 2007年12月アーカイブ

所帯を持つ前のこと、5月から10月までの季節は特段の予定がない限り毎週のように海に出ていた。
行き先は海水浴場ではなく、車を浜の近くに駐車できて、そして風の吹くポイント。

目指す場所に着いたなら、いつもの場所に車を止め、近くの防波堤にラジカセを置き、控えめのボリュームでFMを流す。
そして防波堤の上に腰を掛け、たばこ(←今は止めています)を吸いながらサングラス越しに波の色を見る。

波の色は黒。少し白波が立っている。
(風速5m/s以上あたりから、その風の影響で波が立ちはじめ、色が黒くなり始め、7m/sあたりから白波が立ち始めます)
そして大好きな左から右へのサイドショア。

はやる気持ちを押さえつつ、車の上に積んだたくさんの荷物を下ろす。

そこからの手順は慣れたもの。
まずはセイルを袋から投げ出して広げる。
そのセイルの片側にカーボンでできた長いマストを差し込む。
そして、ダウンシート(ロープ)をダウン引き(ロープを力強く引くための道具)マストを大きくしならせる。
ブーム(手で持つ部分)を取り付けシートを引きつつ、セールの骨組みのテンションを調整。
セールを翼の形に仕上げていく。

海パン/Tシャツ姿になり、ハーネス(腰につけるパンツ+フック構造のもの)を装着。

ボードにジョイントなどを装着し、それらを浜に持ち運ぶ。
ボード本体はショートボードだから、脇に抱えることができるくらいの重さで難はない。
しかし、セイルはその大きさ故、風に吹かれるととてとても大きな力で吹き飛ばされる。
だから、頭の上に乗せて、風をうまく受け流しつつ運ぶ。

そして、ボードにセイルをつなぎ、膝ぐらいの深さに持って行く。
初心者のようにボードの上に乗って、よっこらしょと紐を引っ張ってセイルを上げるようなことはしない。
風の力を使って、しかも受け流しながらセイルをヒョイと上げる、そして左足をボードの上に乗せる。

準備完了。
深呼吸した後、少しずつ風を受けるようにセイルを引きながら、ぐぐっと力を受けた瞬間に右足をボードに乗せ、若干風下へ向けて滑り出し始める。

そして、どんどん加速し始めるが、ここで少し風を受け流し、その力が一瞬抜ける状態を使って、ブームに装着されているハーネスライン(ロープのようなもの)を腰につけたハーネスのフックに引っかける。
そうすることで、今まで腕力だけで引っ張り続けていたセールを、自分の腰から体重をかけることができるようになり、より大きな風の力を受けることができるようになる。

ここからが本番。
徐々にセイルを引き込むことで、受ける風の力を大きくしていき、と、同時に体重をかけてセイルを大きく引き込んでいく。
そうすると加速度が増し、ほんの数秒で最大速度に到達する。

海面すれすれに腰を落とし込み、風との格闘が始まる。
ああ、たまらない。アドレナリンが体中を駆けめぐり、たまらずわけのわからない奇声を大声で発してしまう。


・・・そう、これ、ウインドサーフィンのこと。
でも、結婚した後からなかなかそういう自由もなくなり、この数年全くやってない。

でも、いつかは行くことがあるかもしれないと家の裏においていたその道具。
しかし、すでに痛んだそれたちは、やもすれば命を預けることになるかもしれないその信頼性を放棄した状態にあった。

ま、仕方ないよ。
年末だし。
大掃除も始めなきゃいけないし。

ということで・・・。

こういう状態から。
07_12_01_01.JPG

















処理場の搬入条件が2m以下ということで、このようなことに。
07_12_02_02.jpg

















そして、涙を抑えつつ、車の上に積んで。(↓実際には車の上に積んでいます)
07_12_01_03.jpg








そしてゴミ処理場へ。

そして自宅に戻る。

いや、それでもいつか復活したい。
そういう気持ちを忘れないために、車の上に積むためのロープ、そしてダウン引き。
07_12_01_04.jpg


















とりあえず、これだけは捨てずにキープして。

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